![霞が浦での環境DNA測定場所](https://biryu-kikaku.com/wp-content/uploads/2020/10/霞が浦 アメリカナマズ測定ポイント-1024x425.jpg)
霞ヶ浦に外来種であるアメリカナマズがいるとのことなので測定に行ってみました。測定地点は下図の場所です。
![霞ヶ浦での環境DNA測定ポイント](https://biryu-kikaku.com/wp-content/uploads/2021/08/霞ヶ浦での採水ポイント-1024x484.png)
測定条件は
・500mLカップによる採水
・ステリベクスによる濾過(100mL)
・簡易(HS)法による抽出
・PCR増幅試薬はKAPA 3G Plantを使用
・PCR1100による増幅
詳細は環境DNA検出法の全貌に記載した方法に沿っています。
結果はCt=41.5とちゃんと検出することができました。
これだけでは面白くないので「池のコイ測定」の時と同様に深さ方向でどうなるかを見ました。今回は最近開発(?)したビリュー式採水治具をもちいて水面下75cm、35cm、10cmと先の表面の水を合わせて4水準の深さで採水し測定した結果を下図に示します。
![](http://biryu-kikaku.com/wp-content/uploads/2020/10/各深さでのeDNA増幅曲線.jpg)
池の時とすこし違いがありますが、概して採水ポイントを深くすると環境DNA量は減るとの傾向は同じでした。
ここで深さ35cmの増幅曲線の形が悪く、夾雑物による増幅阻害等があったものとみられます。ちゃんとしたデータにするにはn増しした再測定が必要ですが、ここではそれなりの測定ができたとしてお許しください。