ステリべクスから液を取り出す時に、学会のマニュアルでは高価な遠心機を使用することになっていますが、同じ機能を持つ機材(機材と言える?)です。
 これにまず液を取り出すためのチューブ(1.5mL)を横から挿入し、その上からステリべクスの注入口をチューブに入るように挿入。あとは紐でぐるぐる2秒程度回すだけです。

左→中→右側のようにセットします

 マニュアル記載の遠心機を使用した場合、どうしても液がステリべクスに残りますが、この方法だとほとんど残らず取り出せます。その他メリットとして、短時間で作業できること、安いこと、場所をとらないこと、電源が不要なことがあります。
 デメリットはこの部品が汚れていた場合、もしくは空気中にDNAが浮遊していた場合、コンタミを起こす可能性があることです。とは言ってもきっちり管理しておけばその可能性は極めて低いと思いますので私はよく使っております。
 またチューブ側面についた試料等を落とすスピナーとしても使用できます(ただしサイズは限定されます)。
 使い方は次の動画を参照してください。
  使ってみたい方は入手先を紹介しますのでコンタクトください。