2019年夏、相模川のアユの友釣りを行っている場所で、測定した事例です。
7月のある日、相模川の某キャンプ場付近で採水しアユのDNA測定を行いました。
条件は
・ステリベクスによる濾過(400mL)
・簡易(HS)法による抽出
・KAPA 3G PlantをPCR増幅試薬に使用
・PCR1100による増幅
詳細は環境DNA検出法の全貌に記載した方法に沿っています。
当然のことながらアユは検出されその時のCt値は37.9でした。これだけでは面白くないので、少し多めの雨が降った翌日(2週間後でした)同じ場所で同じように測定することによって、増水でどの程度のCt値の変化があるか見てみました。結果はCt値は43.9とかなり大きくなっていました。
これらの増幅曲線は下図のようになっていました。今回はCt値変化のイメージをつかむ目的でしたのでn=1づつのデータしかとっていませんが、想像していたよりも大きな差があったとの印象です。